門真市より報告があり、私の開催する講演会に対して「阻止する」と言う脅迫が多数、寄せられているとの事です。
当然ではありますが、私は言論活動に対する卑劣な脅迫に屈する訳には参りません。
日本国憲法第21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」の通り、集会や言論活動の自由は憲法で保障された権利であります。
今回は、多文化共生社会の時代を踏まえ、日本国内にいる一番多い外国人(帰化した朝鮮人も含め)である朝鮮人との共生の為に、朝鮮民族の食文化に注目して、学術的な観点から講演を行い、朝鮮民族の食文化への理解を深めてもらい、そして、朝鮮民族のアイデンティティーの尊重と、その普及に寄与しようと企画しました。
朝鮮人は日本人ではありません。
その朝鮮人に「ここは日本だ、だから、ハングルを使うな!日本語をしゃべれ」と言う同化政策は正に人権侵害そのものであります。
朝鮮人は朝鮮人としての誇りを持って、支那人は支那人としての誇りを持って、そして、日本人は日本人としての誇りを持って、その上で朝鮮人・支那人・日本人を始め、多くの他民族、多国籍の人達と共生を目指さなくてはなりません。
他民族に対して、その民族の伝統・習慣・文化・風俗を認めないで、日本人の価値観を押し付けて、日本人のように振舞わせる事で共生するような事が正しい共生社会でしょうか?
しかしながら、世の中には人種差別や民族差別を行う人達が今でも少なからず存在しており、今回では、「朝鮮の食文化の普及」など目指す事は許せないと言う差別主義者、排外主義者が卑劣な脅迫を門真市に加えています。
今回の講演会については、私も会場の申請を済ませてから、様々な資料やレジュメの作成等に相当な時間を費やしており、又、この講演会を楽しみにして参加を希望される方もおられます。
当日は、東京からわざわざ大阪にまで来る人間もいてます。
どうやら門真市は会場の貸し出しの中止を検討しているとの事ですので、門真市からの決定を待つ状態です。
仮に貸し出しが拒否された場合は、その理由にもよりますが、申請に不備があると言うのであれば、不備を是正して再度申請をやり直して、「延期」と言う事になるかもしれません。
講演の内容に問題があると言う事であれば、つまり、「講演会の内容を変更すれば貸し出しは出来る」等の事になれば、どうするか、今の段階では考えていません。
ただし、今から講演会の内容の変更は、非常に難しいものがあるとは思います
ただ、仮に「中止」になれば、「何故、私の講演会は中止になったのか?」「門真市は何故、朝鮮人を差別したのか?」「朝鮮人への排外主義と戦う為に」などの内容で再度、門真市の公民館を借りて講演会を開催したいと思います。
【投稿者】
川西大了