さて、昨日の続きでも書いてみる事にする・・・
在特会の目的は「在日特権を無くす」事であり、その「在日特権」の究極的なモノとして「特別永住資格者制度」をなくす事である。
つまり、特別永住資格・特別永住許可を与える根拠となっている「入管特例法」(正式名称「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」)の廃止である。
まず、この主張自体が差別であるとは絶対に橋下は言わない。
賛同するか、反対するかは別にしてな
もしも、橋下が「入管特例法の廃止に反対」の人間で、「入管特例法の廃止を求めるとは許せない。そのような主張は大阪では許さない」と言ったら、それこそ、朝日・毎日・赤旗が翌日の紙面で大々的に「橋下が言論弾圧を公言!」と報じるだろうw
他にも、在特会が無くせと主張する在日特権は色々あるが、大きなモノとしては「年金替りの福祉給付金制度」「通名制度」「外国人地方参政権(現在、付与されていないが)」がある。
他にも、入管特例法にも関連するが、犯罪者に対する退去強制が他の外国人と違って、殆どされていない。
自活能力がなくても、無条件で永住資格が継続できるし、その子供も無条件で特別永住資格が与えられる。
在日特権とは若干違うかもしれないが、本来「賭博罪」であるパチンコが堂々と営業出来て、その経営者の9割が朝鮮人である。
三重県では、高額所得者の在日に住民税が半額に減免されていると言う在日特権も存在している。
これらの全てに対して、「そのような内容の言論を行う事は差別である。そのような言論活動を大阪でする事は許さない」と橋下は言わないだろう。
しばしば、橋下vs在特会(桜井会長)みたいに語られるみたいだが、在特会が負けると言うのは、「入管特例法の廃止」を訴える事が間違っていると証明された時だけである。
橋下が会長と討論して、会長が「貴方の言う通り、入管特例法の廃止を訴える事は差別であり、そのような内容の言論はヘイトスピーチである。今後は入管特例法の廃止は2度と口にしません。」と言わされた時、初めて会長の負けであろう・・・
逆説的に言えば、橋下の勝ちは、会長に上記の台詞を言わせる事であろうwww
と、までは言わないが、少なくとも、橋下と会おうが、誰と会おうが、在特会の掲げる「入管特例法の廃止」が差別と証明出来る人間は、少なくとも世界に1人もいないだろう。
となると、橋下は在特会の目的や主義主張に対しての批判は絶対に避けるだろう。
つーか、在特会の主張に対して、「そのような主張はけしからん」と攻めるのは、非常に分が悪いし、勝ち目もない。
すると、橋下は「君達の主張はいくらでもしても良い」(正しい、間違っている、もしくは、橋下が賛同するしないは別にして)と言う前提で、一般の大衆が往来する場、公然の場において、「人種差別」「民族差別」に該当するような発言・表現は「良くない」と言う争点に持って来るだろう。
昨日も言ったが、それに対して、「先にやったのは朝鮮人である。やられたらやり返すのが在特会の流儀である。まずは、ヘイトスピーチを許さないと言うのだったら先にやった方に対して毅然とした対処を取って、2度とヘイトスピーチが出来ないようにするべきだ」と言う論調で反論するのが、妥当な作戦であろう。
タイミング的に行くと、もうじき、天皇陛下の誕生日、天長節がやって来る。
どっかの馬鹿が「天皇陛下の誕生日を祝わないぞ」と反天皇制(本当は天皇は制度ではないが)を訴えて行動するはずだが、これを橋下は「日本人へ対するヘイトスピーチだ」として、止めさせる事が出来るのだろうか?
橋下にとって、(別に勝負って視点にとらわれる必要はないのだが)有利なアイテムとしては、朝鮮学校との民事裁判で「人種差別」と認定されていると言うのがある。
もっとも個人的には、裁判所の判断なんて、その辺の酔っ払いのおっさんの寝言と変わらないと思っているが、橋下が「君達は裁判で人種差別と認められている」と言えば、こちらは「裁判所の判断は、絶対に正しいのか?」と簡単に反論可能である。
屁理屈っぽい話に聞こえるかもしれないが、人の内心は物理的な証拠を出して証明出来ない。
百歩譲って、私が朝鮮人を差別する意識を持っており、差別してやると言う意思で朝鮮学校へ抗議に行っていたとして、そして、それを法廷で「実は差別したくて堪らなく、我慢出来ませんでした。だから、朝鮮学校へ差別をしに行きました」と証言したとしても、どこまで言っても客観的証拠でしかない。
私が違法設置の100Vのスピーカのコードを撤去したのは、「危険な配線を除去し、公園を安全にしたかった」のか「朝鮮人を差別するために切った」のか、私にしか分らないし、私しか知らない事である。
裁判長は、客観的な証拠や物理的な物証、法廷での関係者の陳述などを聞いて、最終的に裁判官の判断を下す訳であるが、「いつ、いかなる時でも、裁判官の判断が間違う事は絶対にない」と思っている人間なんていないだろう・・・
ちなみに、私は差別はしていないと常々主張している。なので、なんだったら自白剤を飲んでも良い。
私に自白剤を投与してから、「君は朝鮮人を差別しているか?」と問うてみれば良いw
間違いなく「していない」と答える。
話が逸れたかw
兎に角、在特会は「在日特権」の説明や、それを無くそうと主張する理由をきっちりと橋下に説明したら、それで勝ちだ。
橋下が、上記で述べた「在日特権」を「そんなのはデマだ」とも「それは在日が持っていて当たり前の特権だ」とも言えないからw
と、ゆーか、在特会の主義主張を聞いて、「君達の主義主張はおかしい」「間違っている」と論破出来る奴がいるなら、とっくの昔に在特会はなくなっているだろう。
橋下は、在特会に公然と人種差別・民族差別、或いは、特定の外国人に対して憎悪を植え付ける、もしくは、煽るような言論活動は公序良俗に反するから大阪ではやめろと言うだけしかないだろう。
ま、実際にどうなるのか知らんが、面談をしてくれる橋下には感謝したい。
そして、万が一、橋下が在日特権の実態を知って「そんな事を私は知らなかった。しかし、今、在特会の説明を聞いて考えが変わった。君達は全然間違っていない。私も断固支持する」と言ってくれたら良いが・・・w
【投稿者】
川西大了
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