2014年10月24日(金) の予定

差別は「差別反対」の声と共にやって来た・・・

かつて、国際連盟で「本物の」差別を無くそうとした国があった。日本である。
人種差別の撤廃を提議し、採択され、賛成過半数であった、その瞬間、人種差別は無くなると思われたが・・・

「こんな重要な案件は、単に過半数ではなく、全会一致でないと可決出来ない」とされた・・・

民主主義の否定である。
これは、実際に起きた歴史事実である。
なんとも、愚かな「人類の歴史」である。1919年の出来事である。


今は2014年、もう約100年も経過しているが、少しは人類は成熟しただろうか?


なんと、「在日韓国・朝鮮人に与えられている特別永住資格制度は、他の外国人と比べて不公正であり、民族差別だ、この制度を廃止して、全ての外国人を平等に扱おう」と言う民族差別撤廃の声に対して

「たとえ、日本人の9割が入管特例法の廃止に賛同しても、立法事実があるから廃止してはいけない」と言う人間がいる・・・


私は必ずしも、民主主義は完璧な制度であるとは思っていないが、100年経っても、人間は変らないのか・・と残念に思う。

勿論、そのようにして民主主義を否定してまで「民族差別」を死守しようとする人間の、「差別をしたい」と言う思想信条まで否定するつもりはない。
しかし、このような思想信条こそが、「真の差別主義」である。


私は、「命」よりも大切なモノがある。
人によっては、一番大切なモノは「命」で、誰だってそうだと考える人間も多いだろう。

「命」より大切なモノとして、「宗教」「信仰」を持つ人達も多い。日本では「神を信じない」と発言しても、問題発言でもないし、おそらく「一般的」かもしれないが、世界の常識で言えば、「神を信じない」なんて事は有り得ない事である。

「差別」を「信仰」としていた場合、分り易く言うと「差別する事が神の教え」と信じる人達がいた場合、「信教の自由」として差別する権利が認められるべきか、「差別」する権利はないとして、その「教え」を信じる自由は認めないとするべきか難しいだろう。

エホバが、自分の子供が怪我をした際に輸血拒否する話がある。これを「児童虐待」「子殺し」とする見方もあれば、「神の教えを守って天国に召された」とする見方もある。
ただ、天国に行って幸せになっていると言うは確認のしようがない、少なくとも科学的検証によって実証する事は出来ない。


高槻ムクゲの会の会長は、「なんとしても、日本人を差別して死にたい」と言った。
日本国憲法第13条には「幸福追求権」が認められており、「俺は差別をする事でしか幸福を得られない」と言う人間がいた場合、その人間の幸福を追求する権利として「差別をする権利(自由)」が認められるのか、どうなるのか・・・?
※幸福追求権は公共の福祉に反しない限り


私は、差別が嫌いなので、差別はしない事にしている。
朝鮮人は大嫌い、そして、差別も大嫌い。だから、大嫌いな朝鮮人でも差別しない。

だからこそ、入管特例法と言う朝鮮人に対する「民族差別」を無くそうとボランティア活動や政治活動をしている。


差別を無くそうと行動していると、その行動に対して「差別やめろ」と抗議を受ける。

在特会は「特別永住資格者制度が差別」であり、「入管特例法を廃止する」事が差別を無くす事と主張している。

もしも、その「主張」が差別だとすれば、「差別反対」の声と共に「差別」が来た状態である。


では、「入管特例法の廃止」を訴える事は差別なのか???

もしも、「そうだ」となると、入管特例法の廃止に賛同する人間は全て「差別主義者」になる。


しかし、橋下が「維新の党が入管特例法の廃止を引き受ける」と言うまで、「入管特例法をなくしたい」と言う考え、政治主張をする事が「差別をする事だ」なんて言ってなかったはずだ。

いや、むしろ、「その政治主張をするのは自由にやったら良い」として憲法で保障されている「言論の自由」「表現の自由」「思想信条の自由」であると言っていたはず。


もしも、「入管特例法の廃止に賛同したら、差別だ」と定義づけするなら、これこそ、思想弾圧であり、重大な憲法違反である。

「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」と言う言論の自由を否定し、支那のような言論統制、言論弾圧の体制へ向かおうと言う危険な思想である。

憲法第16条では「何人も、法律の廃止又は改正に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」と明記されている。
国政政党に「入管特例法の廃止に取り組んで欲しい」と請願して、いかなる差別も受けないはずだ。
しかし、君達は憲法第16条に違反して、「そんな請願(発言)自体が差別だ」として言論の自由を制限・規制しろと言っている。
世界に誇る日本の「言論の自由」の敵は一体、誰か、ハッキリとしている。

都合が悪い政治主張があれば、それを「差別主張」として弾圧する社会を目指そうとしている勢力がいる。

しばしば「軍靴の足音が・・・」って台詞を耳にするが、まさに「人民解放軍の足音が・・・」の世界である。


何度も言う。

次のファシズムは、ファシズム反対の声と共にやって来る

本当の差別は、差別反対の声を共にやって来る



いくら、入管特例法の廃止が、自分達にとって都合が悪くても、「その主張には大反対だが、その主張を行う権利は何があっても尊重する」のが、成熟した人類の姿である。

それが出来ないなら、人類は1919年から進化していないのも同然だ。


どのような形ではあっても、君たちも「差別は反対だ」と声を挙げたのだろう?


君たちの「正義」を見せてみろよ


【投稿者】
川西大了

【おまけ】
先日、「ゴミはゴミ箱へ、朝鮮人は朝鮮半島へ」と怒鳴る事があった。
翌日、橋下がそのような発言は許されないと言った。

私は、朝鮮人をゴミ扱いしない。

ゴミは嘘つかない、レイプしない、竹島を奪ったりしない、拉致もしない、ナマポも要らない、そして、繁殖もしない。

登録番号
No.788
日時
10月24日(金)
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