オウムがサリンを撒いたのが平成7年、新風の結党も平成7年、別にどうでも良いのだが・・・
当時は私も20代で、国の事なんか全く考えていない、その辺の中卒の馬鹿達みたいな奴だった・・・
ドラえもんが現れたら、タイムマシンに乗って、その時に戻って「国の為に尽くさないか!!」とどつき回すだろうw
おっと、そんな話をしたい訳じゃないw
オウムは、坂本弁護士一家を惨殺し、その時にプルシャと呼ばれる記章みたいなものを落とした為に、「犯行現場にオウムのプルシャが・・・」と言う事で、疑惑が向けられた。
しかし、逆にその疑惑が「宣伝」となり、一躍、世に知られる事になる。信者が爆発的に増えた結果、なんと衆議院選挙に「真理党」として出馬する事になった。
結果は全員、落選だったが・・・www
一説によると、この衆議院選挙で多額の損失が出たために、そこから、オウムの「暴走化」になったとも言われる。
様々な形で信者のお金を巻き上げる中で、仮谷さんって言う金持ちとトラブルを起こし、結果、拉致して殺害してしまう。
この事件でオウムへ強制捜査が行われる事となり、その「捜査」を妨害する為に急遽、東京の地下鉄でサリンを撒く事にしたのだ。
と、地下鉄サリン事件の経緯も、別に本題じゃないw
この地下鉄サリン事件の後に、オウムが「俺達は犯人じゃない、むしろ被害者だ」と無実を訴えた。
マスメディアは、建前上は「公正中立の観点から、片方の言い分だけを報じるのは駄目だ、双方の言い分を報道する」として、要するに視聴率を稼ぐ為に、犯罪者達の幹部を堂々とテレビに出した。(NHKだけは出さなかった)
その時に、世にその名を知らしめたのが、上祐史浩や青山弁護士だ。
共に、超絶に天才な人物である。
記者会見で、上祐は「私に通訳はいりません」と述べて、饒舌に回答を述べていたw
たしか、英語、ロシア語に精通していたはず・・
青山弁護士は、司法試験合格者の最年少記録保持者だったはず・・
世間では、特に上祐氏に若い女性のファンが現れて、一種のアイドルとなって大騒ぎになった。
今の若い世代は知らないだろうが、上祐氏のディベートの高さはずば抜けていた。瞬時に相手の質問に対して的確な回答・反論を述べて、(本当はオウムがサリンを撒いていたのに)なかなか、オウムの問い詰める事が出来ない。
そして、それを評して「ああ言えば、上祐」と言う言葉で褒め称えられた(?)
次の国会では、おそらく「ヘイトスピーチ規制法」が作られるだろう。
本当は、在特会がやったと言う訳じゃないが、マスコミ等が何でもかんでも「在特会」と報道した為に、「在特会」が主として「ヘイトスピーチ」「人種差別」をやった事になっているので、いよいよになった時に「在特会」の主義主張、反論を述べる場が(いやいやながら)与えられる事になるだろう。
かつて、マスメディアがオウムの反論を述べる場を与えたのと同じように・・・
さて、オウムは「サリンを撒いていた」が、在特会は「ヘイトスピーチ」「人種差別」をやっているのだろうか・・?
それについては、ここで、私から「やった」「やってない」は明言しない。
しかし、世には「在特会はヘイトスピーチをした」「在特会は人種差別をしている」と糾弾する声が多数ある。同時に在特会は「当会は決してヘイトスピーチ・人種差別はしていない。」と主張している。
とても簡単な事だ、双方を読んで、討論したら、話は一番早い。
それを公開し、多くの人が見て、そして、大衆の審判を下せば良い。
在特会が「差別してない」と言っても、世の99%が「在特会は差別している」と判断すれば、それは在特会を追い詰める力になるだろう。
でも、今、在特会の主張を真向から「それは差別だ」と否定出来る「自信」のある人間はいないだろう。
(自分の宣伝の為に、公開討論してやると言う人間はいるだろうけど)
橋下との会談によって、在特会は一躍、世に知られる事となった。その宣伝効果は金額に換算したら、莫大なモノだろう。同時に本の宣伝にもなり、ベストセラーとなった印税収入も・・・w
来年から、桜井会長は、かつての上祐氏になるのかもしれない。
バンバン、テレビに出て、韓国や在日批判を述べて、「私の言ってる事が間違ってると言う人間は、いつでも出て来てくれて構わない」と豪語する。
ヘイトスピーチ規制法の制定にこそ、起死回生の光明あり!
いわゆる死中に活ありって奴だ。
攻撃は最大の防御って言葉もあるが、敵の攻撃を最大限に利用し、その攻撃をそのまま、敵へのダメージに持って行くのも、最高の業である。
桜井誠とは、それが出来る天才である。
【投稿者】
川西大了