2014年12月25日(木) の予定

川東大了の「集団的自衛権反対」について

カレンダー(12月28日)に掲載した通りですが、今回はテーマが普段と違います。

集団的自衛権について、「反対」の声を挙げるものです。

私は「自衛隊」はポツダム憲法違反であり、現行憲法下においての「自衛隊」を正式に認める立場にありません。

そして、「軍隊」であれば、「個別的自衛権」も「集団的自衛権」もあるのが当たり前であり、「自衛隊」だからこそ、「個別的自衛権」と「集団的自衛権」を分ける必要が生じるのです。

つまり、私の個人的な主張は、「自衛隊反対」→「軍隊にしろ」であり、究極的には「日本の軍隊は天皇陛下が統帥する皇軍しかない」と言うものであります。
(国軍だと、民主党が政権を取れば「民主党軍」、共産党が政権を取れば「共産党軍」になるので・・)


ただ、今回の衆議院選挙で自民党(+公明党)が大勝したとして、来年は「集団的自衛権」+「憲法改正」の動きが加速すると思われます。
勿論、「保守」とされる陣営の中で、それに賛同し支持する方も沢山いるとは思います。
ですが、私は難しい言葉を使うと「真正護憲論」と呼ばれる思想信条の持ち主であり、「現行憲法は破棄ではなく、もともと無効なのであり、今でも帝国憲法が日本国の憲法として有効である」「よって、ポツダム憲法の無効を確認・宣言し、帝国憲法を復元した上で、必要な改正を行う」べきだと考えています。

自身が所属する維新政党・新風は「現行憲法が有効」とした上で「破棄」し、そして「自主憲法を制定する」とする立場なので、私の思想信条とは違う部分もあります。

勿論、新風の党員ですので、党の見解には従う立場であります。あくまで、思想信条として別のモノを持っていると言う事です。


さて本題ですが、今の安倍自民党が推し進める「集団的自衛権」は、主にアメリカの意向に沿った「集団的自衛権」にしかならないと考えており、要するに日本が主権侵害されていても、日米安保に反して助けてくれた事がないのに、アメリカに何かあれば日本はアメリカを助けなければならないと言う「不平等」条約(?)にしかならないと考えています。

北方領土、竹島、東シナ海の海底ガス田、尖閣諸島、小笠原諸島の赤珊瑚等で、アメリカが何をしてくれました???

日本を助けてくれた友国、同盟国であれば、「次は日本が助けてあげる番だ」と言うのも理解します。ですが、アメリカは「敵国」であっても決して自衛隊員の命を犠牲にしなければならない国ではないと私は考えます。


次に、朝鮮半島における動向ですが、来年の内に在韓米軍が撤退をする事になっています。アメリカもさすがに韓国の馬鹿っぷり、恩知らずっぷりに愛想を尽かしました。
しかし、朝鮮戦争では多くの米兵も命を落としたのも事実、アメリカ人の血や命の犠牲を払って守った「資本主義陣営」の国を手放す訳にもいかないと言う事情があります。

そこで、アメリカは「自分達は愛想が尽きたけど、犠牲を払った韓国と言う国を共産国陣営に手放すのも避けたい、よって、日韓友好によって日本に韓国を押し付けたい」と考えています。

その為に、安倍が「日韓の軋轢」になるような「靖国神社参拝」や(慰安婦問題に関する)「歴史認識を変えないように」つまり、「河野談話を撤回」などはしないようにと圧力をかけています。

結論から言いますと、来年以降、北朝鮮が韓国に侵攻してもアメリカは在韓米人の保護のみしか軍を動かさないので、朝鮮半島は非常に不安定になります。

北朝鮮の正当な後継者である金正男はシナの北京で厳重な警護の下で保護されております。金正恩に何かあった時は正男は北朝鮮の指導者となり、北朝鮮は支那の傀儡国家となるでしょう。

支那が正男の傀儡国家・北朝鮮を操り、米朝戦争の危険がない南進(韓国侵攻)を進める可能性は低くはないでしょう。

或いは、北(正恩)の支那離れ、反支那化と、韓国の親支那化(大清国属高麗国であった李氏朝鮮への先祖帰り)から、支那が「韓国」を操って北進し、南北朝鮮の統一を狙う可能性もあります・・・

どちらにせよ、アメリカ軍の撤退によって、朝鮮動乱・朝鮮戦争の可能性は非常に高まります。

北朝鮮は既に休戦協定を一方的に破棄しております。


長くなりましたが、このような近隣諸国の情勢に鑑みますと、安倍政権の進める「集団的自衛権」は朝鮮戦争に参戦する国にする事になる非常に危険なモノだと考えます。

このような理由により、「集団的自衛権行使容認に反対」の声を挙げます。


共産党も、実は「原発推進派」ですが、今は「原発ゼロ」を訴えています。そのロジックは「安全に運用する技術の確立が必要だが、安全性さえ確保すれば核技術は積極的に利用するべきだ」と言うのが日本共産党の主張です。

「原発は賛成」だけど、「今の日本の原発は安全性が確保されてないから、駄目」と・・・
だから「原発反対」ではなく「原発ゼロ」と言っているのです。一言も「反対」とは言ってないと・・w

私も、日本は軍隊を持つべきであり、軍隊であれば「集団的自衛権」を持っているのは当たり前と言う立場ですから、「集団的自衛権そのものに反対ではないが、安倍自民党が進める集団的自衛権行使容認は、自衛隊員の尊い命を(アメリカや朝鮮の為に)無駄に犠牲にしてしまう事になるから反対」と言う立場です。


【投稿者】
川東大了

【注意】
運動は是々非々でありますので、昨日は「慰安婦問題」で敵味方に分かれた人間であっても、今日は「原発問題」で共闘するという事はあって当然です。
「竹島を韓国に半分あげよう」と馬鹿な事を言う人間がいますが、日の丸行進では一緒に行動する事も可能です。
勿論、その人間が「竹島を半分韓国にあげよう」とデモ行進したら、それには参加しないし、抗議しますが・・

このように「是々非々」に私は考えていますので、共産党の方であろうが、しばき隊の方であろうが、誰でも主旨に賛同する方であれば共に声を挙げます。

尚、テーマが「集団的自衛権反対」なので、安倍信者のネトウヨ達が抗議に来るかもしれません。
いや、間違いなく来るでしょう。

彼らは、言論では勝てないので、ひたすら「正論」に対して「反論」ではなく「差別やめろ」とか「レイシスト帰れ」の「妨害」(言論弾圧)をしたりするようですが、このような連中は基本、「無視」でお願いします。

尚、街宣の場は基本的に「議論」の場ではないとも考えております。

集団的自衛権行使容認に賛成の方もいるとは思いますが、そのような方は、そのような方達で勝手に「集団的自衛権行使を支持するぞ」と街宣でもデモ行進でもやれば良いと思います。

よろしく、ご理解をお願いします。

登録番号
No.844
日時
12月25日(木)
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