2015年3月14日(土) の予定

※追記

そもそも論

私は建設現場で仕事をするので、「ヒヤリハット」とか「KY(危険予知)」とかする事がある。

事故事例があれば、まずは「原因」を解明する。(大抵は不安全行動による)
次に「対策」を考え、実際に取り組む。

例 足場を組んで仕事をしていたが、踏み外して落下し、怪我をした
原因 安全帯をしていなかった。足場に隙間があった。
対策 朝礼時に安全帯の着用をチェックし、作業中の安全帯使用を徹底する。隙間が出来ないように足場を組む。足場の下に落下防止ネットを設置する。
と言う風にだ。

これをヘイトスピーチに当て嵌めると、まず「原因」を知る所から始める事になる。
対策は、原因を解明した後の話である。
と、言うか「原因」を知らなければ、適切な対処も出来ない。

水俣病の場合は、工場からの排水に含まれる有機水銀が原因だったが、この有機水銀の排出を止めないまま、住民に「魚を食べるな」と対策を講じても、根本の解決になるはずもない。
ヘイトスピーチに当て嵌めると「朝鮮人批判したら、逮捕・投獄するぞ」と弾圧しても、根本の解決にはならない。
(まぁ、世の中には起訴された途端、敵に尻尾を振って擦り寄り、かつての仲間を攻撃するような人間もいるから、もしかしたら、効果絶大かもしれんがねwww)


在特会が掲げた「入管特例法の廃止」「犯罪を犯しても強制送還がないのはおかしい」の主張が拡散されるに伴い、在日韓国・朝鮮人に対する「批判」の声も高まってきたが、この際に「いわゆる過激な言動」が用いられた背景は、やはり、朝鮮人が乱暴な連中だからであろう。
その事は凶悪犯罪全体で約3倍、粗暴犯全体で約4倍、成人男性の10人に1人がヤクザ者と言う数字からも明らかであろう。


しかし、その前に少し考えて欲しい事がある。

入管特例法により与えられている特別永住資格は、台湾人も朝鮮人と同様に与えられている。
ところが、台湾人に対しては「いわゆるヘイトスピーチ」が発生していない。

「何故、朝鮮人は排斥が起こり、台湾人には排斥が起きないのか?」の疑問が出て来る。
台湾人には、ヘイトスピーチが起きていないのだから、何か「理由」があるはずだ。


何故、ヘイトスピーチの議論(特に規制の議論)の際に「理由は?」がないがしろになるのか・・?

あるジャーナリスト(安田浩一)は、社会の底辺層や不満を持つ層が矛先を弱者である在日に向けて不満を発露している、彼らが主張する在日特権などは存在しないが、そのデマを信じて在日を攻撃していると評した。
だが、社会学が専門の徳島大学の樋口教授は、その分析を否定し「高学歴や正社員が比較的多く」とした上で「ヘイトスピーチを病的な人の病的な運動に見るのは本質を誤って見ること」とし「意外に普通の市民が普通の経歴を経て、全国各地で集まる、それなりの論理を備えた合理的な行動だ」と分析している。

個人的な思想信条を排除して公平公正な立場から分析を行った学者の見解において「合理的な行動」とされている。


先日、NHKでは「ヘイトスピーチをする人間は社会の底辺層だ」とする「偏見」を広めために捏造報道をしたようだが、何故、「原因」を誤魔化そうとするのか?

実は、本当の原因を解明されたら、自分達マスメディアによるこれまでの偏向報道に責任がある事がバレるからか・・!?

【投稿者】
川西大了

登録番号
No.888
日時
3月14日(土)
-->
Web Scheduler